打坐
 午前7時55分から安単(着坐)し、8時から止静となります。
 禅堂内に入る時は合掌、低頭(おじぎ)して入り、合掌したまま坐るところまで静かに坐(単)に沿って歩を進めます。(左進右退、堂内無語)
 坐は道場内の外側の畳の上に座布がならべてあります。坐席は特に決まっていません。ただし、一番奥の老師の隣と、道場入り口すぐ両側の坐は役席ですので、それ以外の場所に坐ります。
 打坐は二炷(約30分を二回)坐ります。
 二炷(しゆ)目(08:30止静~09:00)と講席(提唱)の間に、二便(にべん)往来といって短時間の休憩があります。足がしびれたりした場合は、一旦外にでて休むことができます。時間が短いのでお手洗いは、なるべく一炷目の前にすませておいてください。

喚鐘(参禅)

  二炷目の坐禅中には喚鐘(参禅)があります。一部の修行者が老師との禅問答のために鐘を鳴らしたり道場から出入りしますが、かまわずに一炷目と同様に坐ります。

 

 当会では参禅指導(公案による禅修行)を行っています。

 継続的に坐禅例会に参加し、当会の主旨をご理解いただいた方を対象としています。

 

講席(提唱)
 「般若心経」と「白隠禅師坐禅和讃」を全員で唱和したのち、老師の講席(提唱)があります。テキストは「臨濟録」です。
 提唱終了後には、「四句誓願」を全員で唱和して終わります。

 

 提唱がない日は、「般若心経」「白隠禅師坐禅和讃」「四弘誓願」を唱和して、次の書道に移ります。

書道

 

 提唱が終わると、「書道」を行います。坐禅と同じ呼吸、心境で太い筆を使って新聞紙いっぱいに「無字棒」(左斜め下から右上に向かってひく線)を書きます。全身全霊を傾けた気迫のこもった線を引くことを目的とします。継続してきている方は、その後に文字を書きます。
 お手本は、山岡鉄舟居士の草書による「正気歌」です。
 

茶礼

 書道終了後、全員正座をして茶礼を行います。
 茶碗を取る、お茶を飲む、茶碗を置く、ひとつひとつの動作は回りの人の動作に合わせて同時に行います。上座(左側)の人の動作に合わせ、遅れないよう、全員と一つになるように行います。