坐禅をする動機は人様々ですが、長い修行期間中にその意味が曖昧になってくることがあります。
始めの動機が強いものでも時が経つにつれて風化するからです。
そんな時に自分の生きて来た生き様を振り返ってみてください。人生のベテランは勿論、青年の方もです。
振り返った時、中途半端であったことに気付きませんか。そしてこれで人生終わっていいのだろうかとなりませんか。それが新たな原動力なのです。もう年だからなどと思わないでください。
若い人には時間という財産があります。しかし、逆にこれは先延ばしにも繋がります。
自分の今までを振り返って、先送りにしてきませんでしたか。それは今持っている無限の可能性を殺していくのと同じです。中途半端な中に坐禅を入れないよう心配りすることが大切です。