鉄舟会では例会と別に月に一度、「坐禅と法話の会」を開催しています。
今月はそもそもなぜ坐禅をするのか、ということについてお話しました。
一言でいうと、坐禅は気力を充実させ、その瞬間にくいのない人生を送るためにやるのだ、ということです。
そこで坐禅の要点は次のようになります。
・坐禅して気が落ちるようなものはだめである
・坐禅して気力が充満するようでなければだめである
・気力が充満すると同時に筋肉が十分始動するようでなければならない
・一言でいうと坐禅して、今日も、さあやるぞ、と気力も体力も充実しなければいけない
これが達成できるという実感は朝起きた時に着替えずに、そのまま布団の上で30分でも坐禅してみればわかります。
というようなことを申し上げ、終わって鉄舟会で行っている「禅の書」を書いていただきました。
書も坐禅も同じです。しかし一つ違うのは坐禅の姿を自分で見ることはできませんが、書は己の坐禅がどういうものか、見ることができることです。