剣道

直心影流

 木刀を使う稽古では、相対する二人が「打太刀」と「仕太刀」に分かれて演武します。常に打太刀が始動して技を仕掛け、仕太刀はその影として打太刀より先に動くことなく、遅れて動くことなく一瞬一瞬に呼吸を合わせ、一挙手一投足に集中します。自分を無くし相手の影としてひとつになりながら、最後に「仕太刀」が技の応酬に勝つ。禅の神髄である「今」をつかむことを目指しています。

法定演武奉納